memo
成 瀬利菜

ひとことつぶやきから長文まで(2023.7.8試運転開始)

2024年8月8日の投稿1件]

現実の人間を追うようになってから、よりフィクションはフィクションである良さがあると感じてる。
そう思うと、リアルにはリアルの良さがあるともまた感じる。

それでいいんじゃないかなって思うんだけどな。
真面目な話のように見えて、おジャ魔女どれみって良いなって話になるだけかもしれない。

最近毎日更新されるおジャ魔女どれみナイショを見てますが、8話を見た後にぼんやりと考えたことです。

この回、ざっくりあらすじを話すと、
・クラスの男子にそそのかされて、好きな女の子(さちこちゃん)のリコーダーを咥えようとしてしまった男の子(宮本くん)がいた。
・教室に入ってきた女の子(おんぷちゃん)に見つかり、慌てたところリコーダーを落として割ってしまった。
・宮本くんとクラスの男子は逃げ、おんぷちゃんが割れたリコーダーを拾ったところを別の子が見てしまい、おんぷちゃんはリコーダーを割った犯人だと思われてしまう。
・おんぷちゃんは宮本くんをかばうために、また、これ以上ややこしくなるのも面倒なので弁償することで事を終わらせようとする。
・宮本くんは正直に謝りたいものの、クラスメイトや好きな子に嫌われるのが怖くて言い出せないでいた。
・魔法で真実を知ったどれみちゃんたちは、おんぷちゃんがどんな思いでいるかを知ってもらうため、これまた魔法でこっそり宮本くんと一緒に、おんぷちゃんと家族との会話をこっそり聞くことに。
・決心がついた宮本くんはおんぷちゃんに謝り、クラスメイトの前でさちこちゃんにも謝るのであった。

…すでに長くなった。8/12までは見れます。

リコーダー舐めとかスカートめくりとかお風呂のぞきとか、二次元あるあるだけど今思えば犯罪になりかねないみたいなやつ。
確かにそうだし、犯罪!!!の一言で終わると言えば終わるんだけど、それだけじゃないよねって。

宮本くんがやらなきゃよかった、ていうか舐めようとするなキモい、はやし立てた新SOSトリオが悪い、おんぷちゃんだって罪をかぶる必要はなかった、おんぷちゃんの話を聞かなかった担任や教頭は良くない、根拠もないのにおんぷちゃんのせいにするみんとちゃんは性格が悪い、謝ったからって宮本くんが許されるわけじゃない…なんか、色々言おうと思えば言えるしそれも分かる。

でもなんか、それで終わるのって勿体ない気がしてしまって。
でもでもそれって多分私がどれみを好きだから、あと自分が同じような経験がなくて自分ごとに重く捉え過ぎずに済むからそう思えるのかもしれないけど。

おんぷちゃんが犯人じゃないことを信じて行動に移すどれみちゃんたちの描写とか、「担任が生徒を信じなくてどうする」って言う関先生を見て、事件に対してどういう行動をとるかっていうのを考えることもできて。

だし、リコーダー舐めじゃなかったとしても、宮本くんみたいに謝りたくても謝りづらい場面ってきっと経験してる人も多くて。だけど正直に言うことで自分の立場が脅かされるのも嫌で、でも自分をかばった子がそのままなのも嫌で…っていうところもしっかり描かれていて。

本来なら罪をかぶったおんぷちゃんがどう感じてるかは本人に聞かないと分からないけど、魔法を使ってそれを解決できるところがどれみだからこそできることで。

表面的な悪いところだけじゃなくて、宮本くんやみんとちゃんを貶めようとして作られた話じゃないよなって、見た人に嫌な気持ちになってもらおうと思って作られたんじゃないよなって。(そういう気持ちになる人もいるかもしれないけど)

だから、外側の悪いところだけ切り取ってうわーーー!ってなるんじゃなくて、もっと見て考えたいなって改めて思ったんですよね。


そもそもナイショはOVAで、テレビシリーズで出来なかったちょっと突っ込んだ内容をやろうっていう目的もある作品なので。
そういう公開範囲みたいなところが意識されているのは凄いなって。
今週同じく公開された、これはテレビシリーズですけど、この話もすごいんですよ。ガチ保健体育。

これ当時リアタイしてましたけど、すごく印象に残っています。

20年前だからやれた話かもしれない、今放送したらSNSで大荒れかもしれない。
でも「そういう層」を意識するあまり、描けるものが少なくなったらあまりにも勿体ないと思う。だけど、私がいざ大人になってこういう話を作れるか、やろうって言えるかというとそういう勇気もない。私は面倒ごとを避けて生きていきたいから。
そういった意味でも、どれみスタッフは勇気があるし凄いなって。大人になって見てみて、よりそう思いました。

でも作品を見て傷つくなって言ってる訳じゃないし、トラウマ抉られて傷口が広がるのは辛い。私もなんか見てすんごい辛くなって引きずることもある…かな?どうだろう。パッとは出てこないけど。作品見てっていうよりふと思い出して…ってのはまあよくある。
だけどフィクションだから!!!そこにいるのは自分じゃないから!

そう、「リコーダー舐めくらいいいじゃん」みたいには一切描かれてないんだよね。みんとちゃんの性格の悪さや、あいちゃんがあんまりみんとちゃん好きじゃなさそう…とかは感じられても、みんとってほんとクソみたいには言われてない。
クラスにはからかいまくるウザめの男子もいるし、女王様気取りのプライドの高い女子もいるし、でもその子たちの視点から見た世界はどうだろう?っていう回もどれみにはあって。
そういう風に、人と接するときに「相手の気持ちを考える」ができるような大人になれるように。

関先生みたいな頼れる先生もいれば、西沢先生みたいなちょっと抜けてる先生もいて。だけど「先生だって人間だし失敗もするし色んな人がいるよね」って作品が言ってくれている気がするし。

色々、色々考えてる。
私は、自分事の前に他人のことをでっかく考えすぎるところもあるのは自覚しています。発揮どころを間違えると損するし逆に人を傷つけることもある。難しいね。

こういう語りをTwitter(X)でやると、訳わからずおすすめ欄に流れて変な解釈されてしんどくなる可能性が数ミリでもあるから、こうしてURL先まで見に来てくれた人だけに知ってもらえればいいやと思ってしまう。
オリンピックとXの相性最悪で本当に最悪だったな。SNSでの振る舞いを毎日考えさせられる。畳む

#雑記 #感想

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